昨年の年明けから猛烈な勢いで拡大し、全世界に蔓延した新型コロナウイルス感染症は、発生から1年以上が経過した今もなお、私たちの日常に暗い影を落としています。社会は分断を余儀なくされ、経済は1年以上にもわたり停滞することになりました。また、不確実な情報が人々の不安をいたずらに膨らますといった状況も生まれています。
パチンコ・パチスロ産業もまた、大きなダメージを負いました。果たしてどうすれば、かつてのように安心して来店してもらうことができるのか。お客様の不安を払拭するには何をすればよいのか。
日遊協ではこうした状況を打開するため、昨年12月「コロナ対策コンソーシアムPT」を立ち上げ、学術・分析機関との連携のもと社会学やウイルス学等の最新知見をベースにした適切な感染対策、正確な情報の発信につとめることといたしました。
人々の日常が大きく変わってしまった今、私たちパチンコ・パチスロ産業もその変化に応じた新しい「あるべき姿」を確立していかなければなりません。
この取組が少しでも、コロナ禍に苦しむ方の助けになることを祈念いたします。
2020年4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、7都府県に緊急事態宣言が発令され、これを皮切りに、全国各地でパチンコホールに休業要請が出され、大部分の店舗が休業を余儀なくされる事態となりました。パチンコ業界に携わる多くの人々が不安を感じるだけでなく、過去例を見ない様々な“痛み”を経験することになりました。
こうした状況の中、業界の横断的組織である日遊協として何が出来るのかを考えた結果、産学連携を視野に入れた「コロナ対策コンソーシアムPT」を立ち上げ、どうすれば「適切なコロナ対策の普及」と「持続性のある経済活動」の両立が可能なのか研究を続けてきました。適切なコロナ対策が普及しつつあると実感する一方で、緊急事態宣言の再発令など経済停滞が続いており、コロナ禍は未だ収束の見込みが立っていません。
しかし、どのような状況においても“困難に打ち克つ”という確固たる意志のもと、業界に携わる全ての人々が安心して働ける環境を、そして全てのお客様が安心して遊技いただける環境を創るべく、“今、私たちができること”を考え、実行して参ります。